今回は前回も最後にお伝えした通り3大栄養素とカロリーについて書いていきます!!!

まずは3大栄養素ですが、これはタンパク質・脂質・炭水化物(糖質)です。PFCバランスなんて聞いたことはありませんか?これはタンパク質(Protein)・脂質(Fat)・炭水化物(Carbohydrate)の略ですね!

この3大栄養素ですが、なんと同じ1gでもカロリーが違います。同じ量摂っても体重に与える影響が違うなんて・・・

そこで今回は3大栄養素のカロリーの違いと、食べたその後のカロリーの消費の違いについてお伝えします。これを参考に食事を少しでも見直していただけたら

嬉しいです!!!

はい、ではまずタンパク質炭水化物からいきます。

この2つはどちらも1g=4kcalです。

続いて脂質です。

脂質は1g=9kcalです。

これを見てお分かりかと思いますが、脂質は同じ1gでもタンパク質と炭水化物の約2倍のカロリーになります。

世の中では炭水化物を制限する糖質制限ダイエットが流行っていますね!

確かに炭水化物も取りすぎれば太ります。しかし、脳の栄養となるブドウ糖は炭水化物からしかできません。タンパク質や脂質では脳の栄養にはならないんです。なので摂り過ぎていた炭水化物を減らすのはいいと思いますが、

まったく摂らないというのはやめましょう!!!

また食生活を見直す際のポイントとして食事誘発性熱産生というものがあります。この食事誘発性熱産生とは食べたものによって食後安静にしていても代謝量が増えるというものです。

食後に身体が熱くなった経験はありませんか?それは食事誘発性熱産生が起こっている証拠です。この食事誘発性熱産生で消費されるエネルギー量も栄養素によって異なります。

脂質が4%、糖質は6%で

タンパク質はなんと30%もあるんです!!!

この食事誘発性産熱の代謝量や3大栄養素のカロリーなどから、私がダイエットする際に食事で注意してもらうのは脂質の量です。

前回のお家時間中に食事の見直し!の中でも書きましたが減量には基礎代謝量が食事によって摂取するカロリー量を上回れば勝手に痩せていきます。

そこで、今回は1500kcalを目安に3大栄養素の摂取量を私が個人的におすすめする配分は書いていきます。

まずは注意したい脂質量ですが、これは全体の20~25%に抑えたいところです。なので20%で計算すると300kcalで1日33gなのでだいたい1食10gといったところですね!

次にタンパク質です。タンパク質と聞くと筋肉に必要というイメージですが、髪の毛や爪なんかもタンパク質からできていますので、美容の面でも非常に重要な栄養素です。

このタンパク質は体重1kgにつき2gほど摂ってもらいたいので、勝手に体重60kgと仮定して、1日120gは摂ってもらいたいと思います。カロリーにして480kcalですね。

最後に炭水化物は脂質とタンパク質の合計が780kcalなので1500kcalから引いた量の720kcalですね。なので、180gと言うことになります。だいたい茶碗2膳半くらいは食べられます。結構十分な量ですよね?!

この食事内容で大変なのはタンパク質を120g摂ることだと思います。食事だけでまかなおうとするとかなり苦しいです。また、余計な脂質などを一緒に摂ることになってカロリーがかさみます。なので、トレーニングをしている人もそうでない人にも間食でプロテインなどを摂取することを私はおすすめしています。余計なカロリーをあまり摂取することなく効率的にタンパク質を摂取できるのでおすすめです!!

今回は1500kcalを基準に食事、しかも3大栄養素だけで書きましたが、もちろんこれ以外にもビタミンやミネラルなど必要な栄養素はあります。基礎代謝量はあくまでも一日何もしなくても代謝されるエネルギー量なので、仕事や運動をしている方はその分カロリーを消費しています。その分を他の栄養素分と考えていただけるといいかと思います。

当院ではダイエットを目的としてパーソナルトレーニングを希望する方には全員食事の指導もさせていただいております。もし、ご興味があれば、体験もできるので、一度ご連絡ください!!!